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2004年07月23日
Atomプロトコル (Atom API) の可能性:不動産業界での例
The Atom Publishing Protocol(以下Atom API)を現実的な視点から少し考えを文章にしてみたいと思います。
Atom APIコンセプトが実際に有用であり、単なる卓上の話ではない事は、Atom APIの'Proof of Concept'でもあるBlogWriteが実証していると思います。
元々、主にBlogなどでの利用を想定して裁定が進んできたAtom APIですが、現在、用途を限定しない方向にシフトしています。
さらにXML-RPCと違い、Atom APIを利用するとXMLの利点をフルに活用した拡張を行なう事が容易になります。Atom APIのコアの部分とその拡張性を生かしてどんな事が出来るか、を考えました。
不動産業界:
各不動産会社はインターネットの各種サイトに日々物件情報を掲載しています。空き物件は日々入れ替わり、毎日のようにウェッブ上の物件情報を修正する必要があります。さらに、一つの物件につき多数の項目が存在し、掲載するメディアも幾つものサイトに渡るため、その負担はそこそこのものといって構わないでしょう。
では、実際にはどのようにしているのか、というと...。
ある社は印刷された紙媒体を専用業者に委託してウェッブに掲載させている。自社ウェッブサイトがない、またはあまりWebの知識がない企業。大多数がこれである。更新が遅いため掲載物件がうまってしまった時など致命的である。
または、管理物件を管理ソフトを使いデータベースで管理しているケースの場合、ソフトからCSVなどをFTPでソフト専用のサイト等に物件情報を登録している。汎用性やソフト間の互換性はまったくない。結局多数のサイトに掲載するには、ブラウザベースの登録フォームに決まりきった多数の項目を毎回ひたすら手で入力するのである。
もしこれが、物件情報を管理する管理ソフトウェアと不動産ジャパンなどの全国的な不動産物件検索サイトがAtom APIを通して連携したらどうなるだろうか。
不動産会社は自社で利用している管理ソフトウェアからボタン一つで好きな物件情報を全国レベルのサイトにモノの数秒で簡単に登録できるようになるはず。
また、Atom シンジケーション フォーマット で物件情報をエクスポートすれば、XSLTなどを利用して簡単にWebと連動した印刷媒体も作成可能になるのです。
さらに、不動産検索サイトにおいて、検索条件を登録しておき、その検索結果をユーザーがAtom シンジケーション フォーマットで取得できるようにすればユーザーはRSSリーダー等を使い特定の条件の物件だけをタイムリーに取得できたりするのです。
では何故そういった動きがないのか。以下のリンクが参考になるかもしれない。
不動産業界でも実体は似たり寄ったりで、日本の構造的な壁がまた浮上してくる。
さらに、本家Yahoo!の技術力とブランド力だけのYahoo! Japanにとっては不動産コンテンツ掲載は重要な収入元であり、Atom APIやXMLによって一般にもたらされるパワーを恐れその利用に反対している。 またイサイズなどを運営している情報流通大手リクルートは自社内ネットワークの情報一本化に手一杯であり、不動産情報流通に新たな技術を持ち込む余裕がないという。
そういった旧弊を打開するには、やはりライブドアのようなヤンチャ者が必要なのかもしれない。
投稿者 BlogWrite担当 : 2004年07月23日 20:06
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