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2005年01月25日
NHKの「特報首都圏」とブログの信頼性
先日NHKで「特報首都圏」という番組が放映されました。何とか後半半分ぐらいを見ることが出来たのですが、見ながら「これは問題になる」と思いました。
そこで、注意してブログ界の反応を見ていたのですが...
やはり問題となっていたようで、以下のブログで、出演された当事者の方が、補足説明をし改めて誤解である事、NHK側のミスであることを説明されています。良かった。
放映されて・・・、
特報首都圏についての意見と反省点
しかしながら、問題を取り上げたのが、匿名掲示板2チャンネルだったというのが、非常に残念です。
そもそも、何が問題であるかというと、NHKの番組では、「主婦達が特定の映画配信会社から金銭的見返りを受けて、映画の好意的なレビューをブログに書き、口コミとして広める請負をしている」という報道のされかたをしていたのです。今回は、これが事実と異なり金銭的授受は無かったとの事。
分かりやすく今回の問題点を解説していらっしゃるブログがあります。
記事というのは、金銭的に見返りを受けた「広告」なのか、第三者的公正なレビューなのかでまったく、受け取り方が違ってきます。同じ新聞紙面に載っている記事でも広告と記事自体では、まったく異なるのと同じです。その違いが読者に隠されていたとすれば、問題となるわけです。
アメリカでは真っ先にこうした事は議論の対象となり、例えば先のBloggerConIIIの「Making Money」セッションや、つい最近のハーバード大学での「Blogging, Journalism & Credibility」と呼ばれるカンファレンスでの議題「ブロガーは自分たちの収入源を開示すべきだろうか?」といった例にもあげられるように、非常に重要視されます。
お金をもらって宣伝することにネガティブな意見をお持ちの方は、「ブログ=日記」というとらえ方をメインに持っておられるからだろうと思います。「ブログ=メディア」というとらえ方であれば広告や宣伝行為は許容されるでしょうから。あくまでも個人的な意見として。というご意見の方もいらっしゃいますが、今回はお金をもらって宣伝することにネガティブな意見があるわけではなく、その手法が問題となった訳です。さらに、もし「ブログ=メディア」なのでしたら、より深刻な問題となります。逆に言えばブログがメディアの一つとなる事は日本においてはありえない、という事になります。(追記:つまり、もし個人の立場で書いたと称するブログの記事に「広告」の一文も明示せずに金銭的対価を得て記事を書くような事がまかり通れば、それば決してメディアとはなりえないだろう、という意味です。個人サイトのAmazonアフィリエイトやGoogleのAdSense程度だと目くじら立てるほどのことではないかと思いますが)。さらに本当にメディアであるとすれば、公正広告なんとかに抵触する可能性するあるんじゃないかと思います。(追記:今回の件は別、適用外です。念のため)
こういった事を機会に、日本でもこういった事が、もっと表舞台(ブログとかカンフェレンス)でちゃんと議論されると良いなと思います。
今回に関しては、間違って報道したNHK、こういった問題に無知、無関心なNHKに全ての責任があるかと思いますが...。
追記(2005/05/02):
CNet Japan で記事になった模様
投稿者 BlogWrite担当 : 2005年01月25日 15:24
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» 特報首都圏「“ブログ”ブームでネットが変わる」 from 観測気球
特報首都圏「“ブログ”ブームでネットが変わる」という番組が、NHK BS1 で1月22日午前9時35分から放送されるようです。 [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年01月25日 18:59
» NHK 特報首都圏「〝ブログ〟 ブームでネットが変わる」 from Sky's The Limit v2
NHK の特報首都圏という番組で「??ブログ?? ブームでネットが変わる」という... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年01月25日 22:02
» The Wall Street Journal 『ブロガーが「ジャーナリスト」になる時』 from Sky's The Limit v2
『NHK 特報首都圏「??ブログ?? ブームでネットが変わる」』で記した一連の騒... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年01月27日 02:05
コメント
金銭貰って無くっても裏で口裏あわせしてだったら
それは工作とか扇動とかって類のものになってしまうのではないかなあと思ったっす
2ch子らのそれとかわんないっすよ
投稿者 橋本 : 2005年01月25日 15:45
こんにちは。Sky's The Limit の Shin と申します。
TB と本文でのご紹介(しかも「わかりやすい」なんて(^_^;;)ありがとうございます。
あらためて思ったことがひとつ。
最近雑誌を読んでいると、あきらかに「記事」なのに最後の最後に小さく「提供:なになに株式会社」って書いてあるのがありますよね。
そういうのを見ると、どんなにその記事が有用だと思っていても(読んでいる間)それを見た瞬間「なんだ〜、広告か〜」と思ってしまうのです。
その記事が有用・有益だと判断した自分は果たして正しかったんだろうか? 広告記事だとしてもその中身がよければいいのではないか、とも思うわけです。
でもこの場合はちゃんと広告だよと明記しているわけで、今回の場合、そこが曖昧になってしまった(その責任は大きく NHK にあるわけですが)というところが一番の問題だったのでしょう。
おっしゃるとおり、単なる日記だったものが、小金を(人によっては大金を稼いでいるみたいですが)稼げるということがわかり、プチメディア化しつつあるのだろうと思います。
そして、果たしてマスメディアとの棲み分けは?、個人が主体的に書いているからこその良さはどこへ?、というあり方が問われはじめているのではないでしょうか。
そんなことを考えさせられる出来事でした。
#これ、自分のサイトへも転記させていただきます。
投稿者 Shin : 2005年01月25日 16:03
引用されていたので、一応コメントを。
番組の前半の部分で「ブログ=日記」という説明の仕方をしていたため、私の記事の中ではあえて「ブログ=日記」、「ブログ=メディア」という言い方を使いました。
意図的に記事を書いてお金をもらうという行為自体は、アフィリエイトで稼ぎたい人がやっている行為と同じでしょうし、そういった人たちがそれを広告だと明らかにしているのかと言われれば、それは稀なことだろうと思います。
今回のに限らず映画や企業の宣伝にブログが活用されていますから、ブログがメディアの一つとして認められており、すでにそういった利用のされ方は許容されているものと考えています。
まあ、そういったものはブログのどこかに必ず広告だとわかる記述がされてますけどね。
なので、「ブログがメディアの一つとなる事は日本においてはありえない」という意味ではないので悪しからず。
投稿者 あべっち : 2005年01月25日 16:23
コメントにさらに補足を。
「意図的に記事を書いてお金をもらうという行為」というのは、今回の件が視聴者にそのように受けとられたということで買いてます。
実際には無償ですので、お金はもらってませんでした。
投稿者 あべっち : 2005年01月25日 16:27
>皆様 (すさまじい反応の早さに驚きつつ)コメントいただき嬉しく思います。
個人的に補足したいと思ったのが、あべっちさんのコメントです。
>あべっちさん
見てなかった前半でそういった説明がされていたんですね...。なるほどそういう文脈で読ませていただくとまた、違った視点で理解できます。
アフィリエイトに関して言えば、知っている限り、「Ads by Goooooogle」と入っていますので、あこれは多少広告入っているなと分かります。
あと、「ブログがメディアの一つとなる事は日本においてはありえない」という文章が説明不足で別の意味に取れてしまった事をお詫びいたします。
私的には、もしブログの記事に「広告」の一文も明示せずに金銭的対価を得て記事を書くような事がまかり通れば、それば決してメディアとはなりえないだろう、という事を言いたかったのです。
さらに補足いただいた件に関しても、私とあべっちさんとは恐らく同じ立場、考えであると思います。
投稿者 BlogWrite担当 : 2005年01月25日 16:37
念のため補足ですが:
個人的には、アフィリエイトはどんどんやちゃって構わないと思っています。それが明示されるか明白である限り、です。
方法が問題だと思っています。
投稿者 BlogWrite担当 : 2005年01月25日 16:46
TB したつもりができていませんでした。
あらためてさせていただきました。
ちなみにアフィリエイト(というか個人サイトで稼ぐあらゆる手段)について、BlogWrite担当さんのおっしゃる通り、それが明示的であるならば問題ないと思っています。
投稿者 Shin : 2005年01月25日 22:05
村山らむねこと、青山直美です。はじめまして。
>今回に関しては、間違って報道したNHK、こういった問題に無
>知、無関心なNHKに全ての責任があるかと思いますが...。
当事者として、一言おゆるしください。
今回は、「間違った報道」というよりも、事実と違う誤解を与えるような報道をなさったNHKさんと、それを許した私に、全責任があると思います。
一種の十字架を背負うことになったことについては、厳粛に受け止めたいので、何か議論をすることになりましたら、慎んでその場にて、改めてお詫びしたいと思いますし、利益当事者の表現ツールとしてのブログについての議論を深めてみたいと思います。
投稿者 村山らむねこと、青山直美 : 2005年01月26日 02:17
村山らむね様、こんにちは
わざわざこのブログでのコメントをしていただき、すみません。
そんな釈明行脚などする必要はまったくないですし、そういう意図で「議論云々」いったわけではありません。
NHKに関してですが、たとえ、(例えですよ)これが報道の通りだったとしても、それを普通に報道してしまうという、NHKのメディアとしての姿勢が全面的に問われると思います。報道される側とする側では、する方が圧倒的に責任も権力もあるわけですから。
関係ないですが、一緒に見ていた人に「あんたもテレビにでなきゃだめだよ」とか言われました^^;
今回の事で、ライブドアのホリエモンさんのように、知名度アップでバンバイザイという感じで、ポジティブに活かして今後のご活躍をお祈りしております。
投稿者 BlogWrite担当 : 2005年01月26日 15:05

