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2005年11月28日

BlogWriteでの過去記事取得(というか同期)について

BlogWriteに関していただく最近一番の要望は、過去記事の取得に関する事です。(ここここここ、など)

大別すると、下記の二つになります。

1.BlogWriteを使い始める前からの記事も全てBlogWriteに取り込みたい。
2.別のPCやウェブ管理画面からの投稿した記事もBlogWriteに取り込みたい。

非常に良く分かりますし、是非実装したいと思っています。が、どうしても気になることがあります。

もし普通にアクセスして、全過去記事を取得して取り込むとすると、サーバーにかなりの負荷をかけるのです。具体的には、100の記事がある場合、BlogWriteは100回+1回の計101回の連続アクセスをする事になります。これはまずいです。DoS攻撃並。レンタルサーバーによっては極端な負荷をかけるスクリプトを停止することもありますので、これもまずいです。101回のアクセスで数秒の間を空けることも出来ますが、101回だったら結局全ての処理に長い時間がかかってしまいます。

以上のような懸案があって悩んでいる中、先日のXML開発者の日にSixApartの某氏と雑談の中で、結局IMAPのような仕組みが必要かも、とか、Atomフィード形式でエクスポートしたものを取り込めば…なんて会話がありました。

例えば、記事の「タイトル」、「最終更新日時」、「メインカテゴリ」、「記事のIDもしくはEditURI」、最低この四つの項目さえ取れれば、ローカルのログの時刻と比較して、必要に応じて記事をサーバーから取得する、という事が可能になります。この仕組みであれば、結構上手くいくのではと思います。

問題は、現在の所どのブログサービスもそういった一覧を取得出来るようにはなっていないことなのですが...。 何か対策、ご意見、賛同者、例、などございましたら是非ご一報くだされば嬉しいです。

 

追記:
「MovableTypeであれば、“エントリの書き出し”で同じことが出来るのでは」という御連絡をいただきました。

Movable Typeだけに対応するのであれば、確かにMTから書き出したものを解析すれば良いのですが、他のブログのフォーマットにも一々対応するのは現実的ではない、など色々ありまして、(他にも例えば、Perlなどのようなスクリプト系言語での強力な正規表現が楽に使えない環境もあれば、文字コードやら改行コードの判定が難しい環境もあるでしょう)

出来れば汎用フォーマット規格であるXMLで、なお且つ、元々ブログのアーカイブ(保存)フォーマットとして作られた、Atomフォーマット形式であれば、完璧かな~という所です。

さらに言うと、内輪規格はできるだけ避け、汎用的で標準的規格を採用するべきではないか、と思っています。例えばSixApartと私で独自フォーマットを決めちゃって、結果として他者(の利用など)を排除するようなクローズドな仕様はキライです。もしそういう事を他でされたら私なら文句を言います

投稿者 BlogWrite担当 : 21:42 | コメント (6) | トラックバック

GooブログのXML-RPCとBlogWrite:その後

GooブログのXML-RPCとBlogWriteで書いた件ですが、先ほど問い合わせのお返事を頂き、記事更新時の不具合が修正されたとの事でBlogWriteでも動作確認しました。

投稿後の記事カテゴリの方は仕様です、という事のようですが、カテゴリを(例えば「テスト」カテゴリを)指定したのにもかかわらず、トップの一覧表示では既定のWeblogになっているという現象はやっぱり変なような気がします...。個別記事を表示すると、ちゃんと「テスト」カテゴリと表示されるのですが..。 再構築したりすると、トップのページでも正しく表示されます。

もしかしたらもう一度詳しい説明つきで、今一度問い合わせしてみるかもしれません。というか日本にいるブログクライアント開発者なんてほんの2、3人なのだから、マイクロソフトみたいに公開前に連絡くれれば早めにテストしてフィードバックを返すのに、なんて思ってしまいます。 スタッフブログで紹介されなかったからヘソまげてるなんてことはありませんとも、ええ、ええ(w)。

という事でGooブログのXML-RPCがちゃんと使えるのには、もうちょっとかかりそうです。

投稿者 BlogWrite担当 : 18:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月26日

BlogWriteアップデート 2.3.4.28(29)

BlogWriteを更新しました。最新バージョンは2.3.4.28(29)です。

今回の変更点は下記の通りです。

  1. カテゴリを選択した状態での「記事ログ削除」を有効に
  2. 画像追加時のborder(画像枠幅)の指定追加
  3. アカウントの追加でパスワードに関する説明追加
  4. メイン画面アカウント一覧で、ブログ、カテゴリ等任意の項目以下のソート(並べ替え)機能追加
  5. 過去記事取得に、「現在開いている記事を再取得」を追加
  6. 「過去記事の取得」は開いている記事があれば、その再取得をするように変更
  7. 雛型管理画面から、雛型を選択して雛型を開く機能追加
  8. Ctrl+Backで確定後の再変換が効かないバグを修正
  9. AtomAPIを利用するブログ(So-net、Livedoor)で、画像をドロップした場合のダイアログ削除
  10. 戻す、やり直すのショートカット修正
  11. ポップアップメニューで「表のプロパティ」の位置修正
  12. インデント、逆インデントのアイコンの位置を左右逆に

今回の更新では、御要望いただいている件を全て反映できずにいて、申し訳ありません。なるべく早めに新規機能も実装していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。

投稿者 BlogWrite担当 : 21:22 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月25日

XML開発者の日へ

行って来ました。今日というかもう昨日...。久しぶりに刺激的な日でとても素晴らしかったです。皆さまありがとうございました。パネルであまり大したことはしゃべってなかったような気がしますが、キニシナイ..。

色々と意見交換できて最高でした。

早速Wikiを作成されていらっしゃる方が...。

追記:物凄い勢いでメール、サポートフォーラム書きコが溜まっていましたが、本日メールお返事力尽きてできなかったので申し訳ありません。

投稿者 BlogWrite担当 : 02:44 | コメント (0) | トラックバック

ココログフリー

広告付きでココログが無料で利用出来る!TypePad 1.6の機能が無料で使えてしまうとは...

ココログ、nifty会員以外でも利用が可能な無料の「ココログフリー」

BlogWriteユーザーももっと増えてくれるといいな。

追記:12:34 2005/11/29
ココログ フリーに対応したBlogWriteを公開しました。

投稿者 BlogWrite担当 : 02:22 | コメント (0) | トラックバック

GooブログのXML-RPCとBlogWrite

GooブログでXML-RPCによる投稿が出来るようになったとの事で、早速テストしてみました。

現在二つの不具合を発見しています。一つは、日付時刻を指定しないと既存の記事の更新投稿が出来ない、という事。二つ目は、投稿直後はトップページで表示されるカテゴリがデフォルトのWeblogになってしまい、再構築すると正しく指定したカテゴリが表示される、という不具合。

両方ともGooブログさん側の不具合なので何とも致し方ないのですが、とりあえずGooブログをアカウントセットアップのブログ一覧に追加したBlogWriteに更新しました。不具合については、Gooブログさん側の修正待ちです。

技術的説明続く

更新投稿時のエラーですが、具体的には、既に投稿した記事の「更新投稿」時に下記エラーが出ます。

XML Parser Error:
Reason: XML ドキュメントには最上位の要素を指定する必要があります。

これは、本来XML形式のデータを返すべきところをデータが空の時に発生します。

良く調べてみると、どうやらGooブログでは「日付時刻の指定」をしないと、空のデータが返ってくるようです。つまりmetaWeblog.editPostでのdateCreatedを省略(つまり以前の日付を維持する)したときの処理ができていないみたいです。ここらへんの仕様は、ここが詳しいので参照ください。

投稿者 BlogWrite担当 : 01:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月22日

WordPress.comスタート

WordPress (WordPressジャパン) という優れたブログツールがあります。MovableTypeのようにダウンロードしてインストールするタイプなのですが、今回、WordPress.comというホスティングサービス(英語)を始めたようで、ユーザ登録するだけで使えるブログのようです。TypePadみたいな位置付けでしょうか。

という事で早速使ってみた所、WordPress.comでのアカウント開設からBlogWriteへのアカウント追加まで、ものの30秒で一気にブログ開始出来ました。

BlogWriteでの設定はアカウント新規登録で、「アカウントセットアップウィザード」の「ブログの種類選択」で「その他」を選んで、 「XML-RPCエンドポイント」の入力、

http://ユーザー名.wordpress.com/xmlrpc.php
    
(ユーザー名のところは登録したユーザー名で差し替えてください)

を設定し、あとはそのまま通常どうりでOKです。今後BlogWriteのブログ一覧に追加するかどうかは、今の所様子見です。

投稿者 BlogWrite担当 : 12:03 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月20日

「さくらのブログ」開始:でもXML-RPCのエンドポイント分からず

「さくらのレンタルサーバ」サービス利用者に対して、「さくらのブログ」の提供開始という事なのですが、ものはシーサーのブログらしいので、XML-RPCでの通信が使えるはず...。ならばBlogWriteでも...

と思って調べているのですが、XML-RPCに関してはどこにも言及されていません。また、問い合わせ等に関しても、ブログについてはサポート外、という事で、さくらインターネットに問い合わせる事も出来ないようです...。一応さくらインターネットのアカウント一つ持っているのですが...

どなたか情報をお持ちの方は是非!

 

投稿者 BlogWrite担当 : 15:22 | コメント (3) | トラックバック

2005年11月17日

ブログAPIは成熟期へ突入か

来月発売のホームページビルダーからブログ投稿機能がつくらしいです。(ニュース元

BlogWriteを開発しているものとしても大歓迎です。健全な競争でソフトウェアやAPIがより良いものになり、既存ユーザーの方にも益があると思いますし、何よりも、これまでごく一部の先進的な人しか利用していなかったブログAPIが、これにより一般化し市場が拡大するという大きなメリットがあります。

対応ブログは、Amebaブログ、AutoPage、gooブログ、ココログ、So-net blog、livedoor Blog、Movable Typeという事で、現在APIを公開していないAmebaブログとgooブログはそれまでに公開するとみてよさそうです。

なにはともあれ、これでもう、独自仕様のブログAPIを公開しようと思う所はなくなるだろう(たぶん...)と思うと一安心です。(IBMはそこまで世間知らずだとは思えないし、ビルダーで使えないAPIをわざわざ実装する所がでてくるとは思えないから)

BlogWriteとしては、これまで以上にユーザーの方のご意見に耳を傾け、より良いものを作っていきたいと思います。

投稿者 BlogWrite担当 : 04:40 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月16日

続Google Analytics:90対8

tm_Untitled-1.gifこのサイトのアクセス元の概要を見ると、全体では、42%がGoogle、26%が直アクセス等、5%がはてなブックマーク、5%がbloglines、Yahooは3%、その他。

検索エンジンでいうと、90%がGoogle、Yahooが8%、MSNが2%

この結果から、Yahooが弱いからYahooにもっと注力すべきなのか、Googleが効果あるからGoogleを重視すべきなのか...。一般的には、既に効果のあるGoogleをより重視、という事なのでしょう。 (もっともこのサイトでは広告とか打つ必要性を感じないので、以前からログとかあまり気にしていなかったり...)

しかしYahooよりはてなブックマーク経由の方が多いとは...。

日米の検索エンジンシェアというページによると、米国では圧倒的にGoogle(*1)、所が日本ではYahooのシェアが高いという結果(最近では日本でも肉薄しているという調査も)。そこで、なぜGoogleではなく、Yahoo! JAPANか?:「Google は実利を優先する、ITリテラシの高い層に支持されている」という事が見えてきます。

では、一般サイトだとこの90対8という比率がどうなるのか、というのは近く普通の企業サイトでの結果を見てみたいと思います。

(*1)実際Web2.0カンフェレンスで普通のアメリカの高校生がYahoo嫌い、利用するのはGoogle、と口をそろえていっていた。

因みに、ブラウザはIEが61%、FireFoxが30%、Opera、Safariが3.8%でした。
 

追記:
アクセス元地域でいうと、アメリカのCupertino(シリコンバレーに位置し、米Appleの本社の所在地)や、Redmond(米マイクロソフト本社の所在地)とかからのアクセスが地図上に表示されていて面白すぎる。 これは英語版のサイトを作れという事だろうか...作らないけど。

 

追記2:
どうしても一言。本当に重要なのは、アクセスに一喜一憂する事ではなく、目的意識をしっかりと持ち、それを見失わないようにする事が重要だと思います。

投稿者 BlogWrite担当 : 19:09 | コメント (0) | トラックバック

不動産物件情報とXML(Google Base)

Google Baseが(英語版)ですが公開されたようです。 (以前の記事

興味があったのは、データのアップロードのところで、タブ区切りテキスト、とXML(RSS、Atom)でのデータアップロードが可能なようです。

そこで、前々から言っている、XMLによる不動産情報の記述にとても興味をもったので詳しく見てみました。不動産情報というのは、国ごとに異なるため、そのまま全世界で使うのは難しいのではと思っていますが、Google Baseは世界展開するわけで、日本でも初めての不動産情報のXML記述として利用されるということになるので大変興味と関心を持っています。

さらに、つい先日公開した、不動産物件検索エンジンCGIでも、物件情報の配信としてRSS、Atomでの配信を予定しており、その仕様を考えていたのでまさにタイムリーです。

実は、かれこれ4、5年ほど前に日本の慣習と法律に合った不動産物件情報のXML定義(スキーマ)を提案、公開し、専用サイトも作りましたが、まぁ時期が早すぎたのか、業界の団体関係者の反応はそれはそれは冷たいものでした。

ともかく、Google BaseのAtomのXML拡張(Google Base - Atom 0.3 Specification)を見てみると、下記の拡張が定義されていました。 (追記:なんでAtom1.0ではないんだろう...。)

Housing - properties for sale or rent
agent, area, bathrooms, bedrooms, expiration_date, hoa_dues, label, listing_type. location, price, price_type, payment_accepted, payment_notes, property_type, tax_region, tax_percent, year

これだと、日本ではやばいですね。広告規定みたいのがあって、これこれの表記をすべし見たいなのに引っかかりますし、日本では意味のない項目もあります。

どうするんでしょかね、とか他人事のようにいってますが、近いうちに以前作ったスキーマでも公開します。

関連記事:
不動産情報とXML
Atomプロトコル (Atom API) の可能性:不動産業界での例
ライブドアがフランチャイズ不動産事業参入、不動産とRSSエトセトラ

投稿者 BlogWrite担当 : 16:49 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月14日

Google Analytics使ってみる

すごすぎ。またGoogleがやらかしてくれた。Google Analytics。(ニュース元:こことかここ

GoogleAnalytics.gif

嬉しいのは、経営者向けと、マーケティング担当者向けとウェブマスター向けのレポートがあること。たすかりますね。

驚いたのが、「サイト上のデータ表示」でiframe内に実際のページが表示されて、リンク上にマウスをもってくると、クリック数から平均スコアとか出る。(追記:リンクがたくさんあるページだとFireFoxが固まるかも^^;)

アクセス元の地図上の位置も出てくる。これはIPアドレスを元にしているのだと思われ。

もちろん、ブラウザの種類や画面解像度、OS種類、等々もあって、サイトごとに「このサイトではMacIEは切り捨て!」みたいな決断も出来る。

目標到達プロセスのナビゲーションってナニヨ、見たいな感じですが、後で勉強します。

マーケティング的にも、(CPCってナニヨってのはナイショ)キーワードのアドバイスってのがぱっと見嬉しい。

うちのお客さんにはぴったりなので勧めてみたいと思います。

ログ解析とか専門の会社さんは大打撃だろうな...。

追記1:アクセスが集中しているのか、12時間以上過ぎた今もまだレポートが表示されず。一時アクセス出来るか出来ないかもちょっと怪しかった。

追記2:48時間以上経ちましたが、まだ「データの待機中」となっていました。ところが構わずレポートの表示をさせると、おおっ、データが表示されています。

追記3:なぜかはじめの2日分しかデータが表示されずにいると思ったら、下記の表示がされていました。

The demand for Google Analytics surpassed even our highest expectations and as a result some customers may temporarily experience report-update delays. All data continues to be collected and no data has been lost. We are currently adding resources to ensure high-quality service. We apologize for any inconvenience.

Google Analyticsへの要求が私達の想定の上限をもはるかに上回っており、現在一部のお客様のレポートの表示遅延が発生しております。全てのデータは収集され続けており、データのロスはありません。現在ハイクオリティなサービスを提供すべくリソースの増強をしています。ご不便をお詫びいたします。 (いいかげん訳)

安定するまでしばらく様子見です。

投稿者 BlogWrite担当 : 15:04 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月13日

MSN Space APIの開発者向けベータテスト開始

MSN Spaces APIベータテスト参加(予定)でも書きましたが、一昨日からマイクロソフトのブログサービスMSN SpaceのためのAPIのベータテストが開始され、予定通り一ブログクライアント開発者としてこのベータテストに参加しています。

現在しょっぱなにバグを見つけたので、すぐ報告し、幾つかのやり取りの後、MSN Space側で修正される事になりました。という事でまだ完全にはテストしきれていないのですが、前向きに対応して行きたいと思っています。BlogWrite側でもそれなりに対応作業が必要となりそうです。

MSN Spaceは、世界的に展開しているわけで、一部では30 million のブログが既に開設されていると言われています。日本ではどれだけ使われているのか分かりませんが凄い数字です。

具体的にいつBlogWriteから利用できるようになる、という事は現時点では分かりませんが、分かり次第お知らせしていきたいと思います。


{一応向こうの担当者向けに↓}

As I announced before, I currently testing MSN Space API with BlogWrite. So far I've found a bug, but I think it'll be fixed pretty soon. While waiting for the bug to be fixed, I started working on BlogWrite because it seems BlogWrite needs some accommodation in order to work.with MSN Space.

Hopefully BlogWrite would work well with MSN Space once the beta test is over.

投稿者 BlogWrite担当 : 00:42 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月10日

デスクトップアプリケーションの将来:Desktop2.0

Web2.0には相反する二つの感情を抱いています。一つは盛り上がるのは全体にとって良い事だし、共鳴する点も多い、というのと、一方では一部の用語(AJAX)などがhypeとならないかという心配もあったりします。しかし、私としてはそれよりももっと気になる点があり、前々から気になっていたことがあるので少し詳しく書きたいと思います。

最近のWeb2.0という流れで、デスクトップソフトウェアは時代遅れ、過去のもの、といった風潮が広がっている気がしています。しかし、私は全体的にいってデスクトップソフトウェアの重要性はまったく減少していないと思うのです。

オライリー氏自身なども言っているように、Web2.0は既成のデスクトップの焼き直しをWebに移すのではなく、Webの特性を最大限生かした新たなサービスを生み出す原動力となるものだとすると、デスクトップアプリケーション、ウェブサイト、ウェブアプリケーション、ウェブサービスそれぞれの重要性の比率は変わっていないはずです。

相対的に言って、新たな分野の開拓という点で、ウェブ系アプリケーションに可能性と開拓の余地が増えているというだけであり、デスクトップアプリケーションの重要性と利便性はまったく以前と変わっていない、と前から感じています。

これを言うと、デスクトップアプリケーションを販売しているからそういうのだ、というご意見を頂くかもしれませんが、私の仕事の内、デスクトップアプリケーションの開発とWebサイト、Webアプリケーションの開発は半々です。両方フルでやっています(どっちも中途半端だけど)。 ですから、もしかしたらほとんどの方よりも、客観的に見れる立場にいるのかもしれません

実際、オライリー氏曰く、Web2.0らしさを最も体現しているのはiTunesであると指摘しています。ご存知iTunesは、EC Webサイト、iTunes(デスクトップ音楽プレーヤソフト)、iPodの三つがインフラとなっており、デスクトップソフトウェアも重要な役割を果たしています。

困惑したのが、多くの人がAJAXでOpenOfficeアプリケーションをWeb版で動かす、という事を期待している様子が見受けられた事です。既存のデスクトップアプリケーションを単にWebに移植するというのはほとんどの場合、無理です。無理というのは、中途半端な「モドキ」になってしまうか、お遊びでやってみたものであり、実際の使用(業務等)には多大な不都合が起きます。 (注:AJAXを否定するものではまったくないし、使い方によっては素晴らしいものだと思う)

その理由には沢山の問題(セキュリティの問題、ブラウザの制限、非互換性、ユーザーの習慣の問題、ネットワークの信頼性、プライバシーの問題、UI、ユーザビリティの問題)ありますが、何よりも、業務で使われるソフトウェアにおいては、OSでのデフォルト動作(ルック&フィール)にあっている事が予想外に重要なのです。これはデスクトップ市場におけるJavaの失敗を見れば分かると思います。

いかに優れたWindowsのソフトでも、そのままMacに(例え可能だととして)移植してもMacユーザーは誰も使わないでしょう。使いづらいからです。また、そもそも大抵のデスクトップアプリケーションは、OS固有の便利な機能を利用するために、ブラウザからは利用できない様々なシステムAPIを利用し機能性と利便性を高めています。

ユーザーがこれらの機能を求める限り、デスクトップアプリケーションの役割と重要性は変わらないでしょう。

Web2.0の観点から今後のデスクトップアプリケーションに求められることは、API等を活用し、よりWebとの密接な連携を意識していかなければならない、という事だと思います。次世代のデスクトップアプリケーション開発、Desktop2.0。

Desktop2.0では、Web2.0と重なる点が多々あると思います。データは重要です。ただ、2.0も何も、もともと多くのデスクトップ業務ソフトはデータの管理のためにあると言っても過言ではありません。今後はデスクトップアプリケーションが保持しているデータをDesktop内だけにとどめて置くのではなく、選択的に限定されたデータのみをWebへと流し込んでいくという役割を担っていくと思われます。

例えば、OpenOfficeをフロントエンドとし、OpenDocumentをフォーマットとしたデータの注入が起こり、そのウェブデータを利用したサービスの登場とか。

Desktop2.0 コアコンピタンス
・パッケージソフトウェアではなく、オンラインソフトウェア:ユーザーの反応をダイレクトに受け取って機能に反映。
・プロプラエタリーなファイルフォーマットではなく、オープンなフォーマット(例:OpenDocument):データソースの確保の方を重要視。
・ベータ版の公開と試用版の公開:(現状では試してから買える業務ソフトは少ない)

最後に、将来的にデスクトップアプリケーションの足元をすくう可能性がある事といえば、Web2.0等ではなく、足元のOS自体の分断と多様化にあると感じています。

現在のWindowsネイティブなソフト、Vista以降の.Net、最近人気のAppleのMac、そして私自身も使っているLinux、さらに言えば、モバイル。今後これらのOSにユーザが分散していく事が十分考えられ、特定OSのターゲットユーザー数の低迷、または複数OSサポートの負担、などが問題となってくるかもしれません。

実際のところ、現在でもこれらに嫌気を感じて、Web系が大きく取り上げられているという事もあるのではないかと感じています。しかし何度も言いますが、オライリー氏が言う「プラットフォームとしてのインターネット」を文字通りとって、これからはWindowsなどのOSとデスクトップアプリケーションにとって変わって、Webアプリケーションなんだ、という風にとるのはちょっと違うのではないかという事は述べておきたいと思います。

Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル
Web 2.01: It's a mistake to rule out the desktop

投稿者 BlogWrite担当 : 09:08 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月06日

XML開発者の日:パネルのお題目

先日お知らせした、第八回XML開発者の日ですが、最終セッション4にてパネルディスカッションが設けられています。

そこで、このパネル討論での題目を皆さんから募集しようという事になりまして、担当を任せていただいたので、下記ページ
http://xml.feeds.jp/
にフォームを用意いたしました。ご協力いただけると幸いです。

分かる範囲でトラックバック打ちましたけれど、不公平感のないように参加者の方などでブログをお持ちの方は、この件について言及していただくと助かります。

PS.
というかドメイン、カッコ良くないですか?ないですかそうですか...

投稿者 BlogWrite担当 : 14:01 | コメント (0) | トラックバック

DTIブログに対応

サポートフォーラムにて情報を頂き、DTIブログに対応したBlogWriteを公開しました。

余談ですが、一月ばかりLinuxでPerlなどを使ったWeb開発していると、Windows環境に戻ってDelphi言語触ると脳内思考停止に陥ります...。いつもながらWeb系<=>デスクトップ系の開発、Perl言語<=>Delphi言語の切替はしばらくかかります。

投稿者 BlogWrite担当 : 10:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月03日

やっぱり6Ajに一言

久しぶりに6Aさんに噛み付いてみます。

いや、というほど大げさなことではないのですが(笑)、このところ毎日のように、「Movable TypeをバージョンアップしたらBlogWriteが使えなくなった」、「MT3.2でセットアップできない」というお問い合わせを頂きます。

MovableType 3.2 と BlogWrite」で書いたAPIパスワードの件です。

どうも6A Japanさんの告知が足りないのではと思っていたのですが、本日MT3.2を仮インストールし、マニュアルをざっとみても、XML-RPCとAtomクライアントに関しての変更点に関する記述がないんですね、これが。さらに、ここでのXML-RPCクライアント設定の記述は古いままですね。

「 UserName (ユーザー名)」にMovable Typeのユーザー名を、「 Password (パスワード)」にパスワードを入力します。

重要な変更にも関らず、まったくどこでも告知していないのはちょとアレなんではと思います。というか普通にアップグレード・インストール作業をしただけでは分からないんですよね。さらに言えば、本家6Aでは、ここでもここでも告知してますし、積極的にBlogクライアント等に関して情報発信しているのに、6A Japanではまるで取り上げないのはなぜだろうと思うわけです。

もっと言うと、本家のマニュアル6A Japanのマニュアルの差は何だという感じで、内容的にも機能的(検索)にもJapanの方が劣っています。

と厳しい感じのエントリですが、とっても期待してます、ということで。

投稿者 BlogWrite担当 : 17:49 | コメント (0) | トラックバック