Atom Google Cal

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2006年04月20日

Atomベースの Google Calendar Data API公開

[ Atom/REST ]

Google Calendarが先日公開されて大変便利に使っているわけですが、このカレンダー情報を外部アプリケーションから更新するプロトコルが公開されました(はてブ経由ogawaさん経由)。

Google Data APIs Protocol (GData)というのが、今後Googleで汎用的に使われるベースとなるプロトコル。そして、このGoogle Data APIを利用した、Google Calendar 向けの仕様が、 Using the Google Calendar Data API という事らしいです。

iCalベースとかだろう、とたかを括っていたら、中身を見てビックリ、The Atom Publishing Protocol+OpenSearch。それに、現時点ではまだ The Atom Publishing Protocolで規定されていないCategoryや、APPとは別仕様で採用する予定だった全文検索や更新されたエントリーのクエリー方法まであります。

The Atom Publishing Protocol ベースなので、当然RESTです。

興味深かったのが、Account Authentication for Installed Applications という、インストールするアプリケーション用の認証方法も公開されていることです。「TypeKeyとWeb APIの(ちょっとした)落とし穴」で書いたデスクトップ上のアプリケーションからの認証もしっかりと考慮してくれている所がステキです。Proxy Authentication for Web Applications っていうWebアプリケーション向けの外部認証システムは未だ未公開だけど別途用意するようです。

今後、GoogleはGoogle Calendarのみならず、Bloggerやその他のサービスでも、(旧AtomAPIでなく)この The Atom Publishing Protocol ベースの利用をガンガンおしていくんではないかと思います。

The Atom Publishing Protocol (現在ドラフト08版) 対応の相互運用性テストクライアントを、ここで公開しています がそのままではGoogle Calendarで使えないっぽい(認証とかIntrospectionとか)ですが、これ用に作ったDelphiのAtomライブラリを利用すれば、簡単にCalendarクライアントが書けそうです。

因みにGoogle謹製のJavaとC#ライブラリも公開されてます。でもHTTP+XMLなんでどんな言語でもOKです。早速PerlライブラリがCPANにアップされる予感します。

追記:
Atom 1.0に対応したPerlライブラリとしては、XML-Atom-Syndication なんかがあります。でもプロトコルの方はまだ仕様が固まっていないのでまだプロトコル向けのPerlライブラリは無いようです。因みに、The Atom Publishing Protocol draft-08に対応したサーバーとクライアントの一覧は、先日Wikiページ AtomPubTesting に作成されてますので、ご興味のある方は是非。

で、想定される用途としては、CRM(顧客関係管理)ソフトウェアやプロジェクト管理(BaseCampのAPIと連携して)から、打ち合わせ日時や〆切りを入力したら同時にGoogle CalendarにもEventを登録して…などなど色々とやって見たくなります…。あ携帯用クライアントとかも需要がありそうですね。

追記:そういえば、先日勢いでThe Atom Publishing Protocol に関するGoogleグループ (Atom Protocol -ja) 作りました。毎度ですが、勢いです。

投稿者 BlogWrite担当 : 2006年04月20日 18:56

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